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2011/03/31(木) 17:12 大鬼
福島原発事故当時、東京電力の勝俣恒久会長らが、大手マスコミ数社の重鎮らをつれて中国旅行に出かけていた問題で、マスコミ重鎮らの旅費を東京電力が支払っていたことが判明した。

3月30日の東京電力本社での記者会見にて、フリージャーナリストにより旅行の事実を追求された際、東電勝俣会長はマスコミ「OBの方々」の旅費を「多めには出している」ことを認めた。

放射能の健康影響を過小評価するなど原発推進派の意見に偏った報道を続ける日本のマスコミと原発利権との深いつながりが、このような直接的な形で発覚したことは驚きをとおり越えて呆れるばかりだ。

彼らは中国で一体何を話しあっていたのか。接待を受けたのは世論操作をすることができる地位にいる人たちであろう。東電・原発産業は利益追求のためマスコミを買収し、原発利権と癒着したメディアは原発推進にマイナスとなるような事実や意見を封殺するなど世論操作をしてきた、といった疑いが強まることは必至だ。

原発産業と政治家・官僚との癒着構造にもメスを入れる時がきたのではないか。

東電マスコミ接待旅行に関する勝俣会長の会見部分
 

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2011/03/30(水) 10:57 大鬼
168の市民団体が政府に提出した公開質問状に対し、厚労省から口頭で回答が示された

「美浜の会」によると、その中で厚労省は、水・食品の放射性物質汚染についての現行基準(暫定規制値)について、現行基準レベルの放射能含有食品・水を消費していると「後になって健康影響が出るかもしれない」と答えた。

これまで政府が言ってきた「直ちに健康に影響がでない」とは、健康被害がいずれ出る危険性があるという意味であることを公式に認めた、極めて重大な見解だ。

厚労省の計算によると暫定規制値のレベルの放射能に汚染された水・食品を1年間食べた場合の被曝量は、放射性ヨウ素2000マイクロSv、放射性セシウム5000マイクロSv、ウラン・プルトニウム5000マイクロSv、合計で17000マイクロSv/年(年間17ミリシーベルト)の被曝になるという。

人が人工放射能からの被曝で健康に影響が出ないとされている上限は、原発推進派の国際団体ICRPの基準で1000マイクロSv/年(このレベルでも2万人中1人が癌で死ぬ)、環境派国際団体ECRRの基準で100マイクロSv/年、である。

つまり日本の暫定規制値は、すでに国際基準の17~170倍の被曝を認めてしまっている。しかも水・食品の放射能は体内に蓄積されるため、実際の累積被曝量は厚労省の机上の計算値よりも大きくなる。またここには呼吸による体内被曝と皮膚などを通じた体外被曝が考慮されていないため、それらを計算に入れたトータルの人工被曝量は、国際的基準の数十~数百倍になる。「後になって健康被害がでる」被曝量だ。

現行の暫定規制値とは、このような危険なレベルの被曝を認めて後から健康被害が出ることを認めてしまうような、安全基準として全く信頼できないものであった。さらにこの暫定規制値を緩和するなど、言語道断だ。

その他にも、厚労省は「直ちに影響がでるレベル」がどんなレベルなのかを定義していないこと、個々の食品・水だけでなく呼吸被曝・体外被曝も含めたトータルの被曝について政府のどの機関も考慮していないことが明らかになった。トータルの被曝を考えなければ個々の基準をいくら議論しても全く無意味である。こんな無責任な体制でよくも安全性を語れたものだ。

原発利権を守り責任を逃れるために基準をさらに緩和してガン発生リスクを多くの人に強いるのではなく、人の命と子供たちの未来を守ることを第一に考え、食品・水の放射能基準を厳しく設定しなおすべきだ。
 

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2011/03/29(火) 22:54 中鬼
プルトニウムがとっくに検出されていたというニュースに動揺を隠せない中鬼です(大鬼くんの最新文章参考)。

折しもそんな時に内閣食品安全委員会の「食の安全ダイアル」から返答がきました。下記にそのままコピペします。

-----------------------------------------------------
<中鬼(ここは本名)>様

このたびは食の安全ダイヤルにお問い合わせいただきありがとうございました。
現在、厚生労働省から食品衛生法に基づく暫定規制値を設定することに
関してリスク評価の諮問を受け、速やかに審議を行っているところです。
一部報道に結論が出たかのような報道がありましたが、委員会はまだ審議中であり、
結論は出ておりません。

また、各種の基準値などは、食品安全委員会のリスク評価(人への健康影響度の評価)を
踏まえ、個別に厚生労働省により定められます。
したがって、具体的な規制値についてのお問い合わせは厚生労働省にお問い合わせください。

  厚生労働省:https://www-secure.mhlw.go.jp/getmail/getmail.html

 「食の安全ダイヤル」担当

-----Original Message-----

標題:25日の放射能基準値の緩和容認について

内容(全角1,000文字以内):放射能基準値の緩和に憤りを感じます。
風評被害ではなく原発被害であることは、国民は気づき始めているにも関わらず、このような決定が考慮されていることはあってはならない事だと思います。もともと日本の基準値は高いのに、年間総量でヨウ素50,000マイクロSv、セシウム5,000マイクロSvにするというのは犯罪的だと思われます。

責任転嫁はすぐにやめて、原発被害と認め多くの農家や漁師の方々の補償をすぐにおこない、より多くの国民の命と長期的健康を守る行動をしてください。<中鬼>
---------------------------------------------------------

中鬼が言いたいのは一言です。だ~か~らああああ、それが責任転換だっちゅうのおおおおおおお。相当怒ってます。そして中鬼はとっくのとうに厚労省にもの申してるんですけどね。でもまだ決まってないなら、希望はある!

みなさんも、物申しちゃってください。日本は確かまだ民主主義のはずだから、聞いてもらわなくちゃ。
内閣食品安全委員会「食の安全ダイヤル・メール窓口」
厚労省「国民の皆様の声募集」

そしてさらに8都県の知事さんたちがおこなおうとしている「放射能摂取推進キャンペーン」に対して断固とNOをつきつけましょう!!!(詳細はここ)

東京都 都民の声総合窓口
神奈川県 わたしの提案フォーム
千葉県 お聴きします ちば
茨城県 私の提案
群馬県 わたしの提案 知事への手紙
埼玉県 知事への提言
栃木県 あなたの声を県政に!
以上は全てメールで意見提出可能です。

福島県はHPも暫定で緊急対応になっています。地震、津波、そして原発の被害にあわれている福島県は想像を絶する状態だとは思いますが、福島県の知事さんがそれでも放射能基準値の更なる緩和を国に要望している事実に対して、何と言って良いのか分かりません。


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2011/03/29(火) 16:02 大鬼
3月28日、福島原発周辺にプルトニウムが漏洩していたことが明らかになった。あの無能集団保安院ですら「憂慮すべき事態」になったという見解を示した。

プルトニウム238(半減期88年)・239(半減期24000年)・240(半減期6500年)は、地球上に存在する最悪最狂の放射性物質である。

プルトニウムはもともと自然界には存在しなかった。ホモサピエンスという種族の一部の強欲な集団が、思い上がって核兵器と原子力発電で力と金を追求した結果、この地球上にまきちらかされた。その後世界各地でガンによる死亡の割合が急増した。現在、日本では3人に1人がガンになる。核実験やチェルノブイリで放出されたプルトニウムは、今も土や水や生物の体内で放射線を出し続けている。

プルサーマルである福島第一原発3号機では大量のプルトニウムが生成されるが、東電・政府・マスコミ・御用学者たちはこの事実を隠してきた。プルトニウムや中性子線(プルトニウムが放射する)については、計測すらしない、計測していないことも黙っておく、という徹底した情報隠蔽を行ってきた。

だがそんな子供だましが世界に通用するわけがない。じわじわと強まる海外の機関からの圧力で、東電はプルトニウムの調査を事故から1週間以上たってから始めた。

今回のプルトニウム検出は、1週間ほど前の土からの検出結果であって、今はじめて出たということではない。しかも事故直後から何度も中性子線が検出されていた(その原因を当局は白々しく「不明」としていた)ことからして、この間実はずっとプルトニウムが放出されていたのではないかと思われる。

また沸点の高いプルトニウムが検出されたということは、燃料棒がメルトダウンし、それが液体の状態で原子炉圧力容器・格納容器から漏れ出たということなので、放射性ガスの放出というこれまでの事象に比べ、原子炉容器の破損の程度の点で、より深刻な事象に移行した(していた)ことを意味する。

1号機と3号機は冷却材喪失(電源回復しても復旧できない格納容器内の破損)という事態に陥っている可能性が指摘されているが、もしもそれが本当なら復旧困難になるため、メルトダウンが進行してプルトニウムが大量に放出されることに・・・考えたくないが、その可能性があるという前提で被害を最小にするための準備が必要だ。

「この程度のプルトニウムなら人体に影響ない」、「遠くに飛ばないから大丈夫」など、性懲りもなく妄言が飛び交っているが、もういいかげん世論操作をあきらめろと言いたい。中性子線は体内で被曝した組織自体を放射性物質にしてしまうというとんでもなく恐ろしい放射線だ。大量のプルトニウムに汚染されれば福島県が人の住めない土地になるだけでなく、生態濃縮を通じて日本列島全体に内部被害のリスクが及ぶことになる。

プルトニウムをのんきに1週間もかけて計測している東電は、どこまで住民をバカにしているのか。政府も周辺地域のみモニタリングするなどとふざけたことを言ってないで、全都道府県にプルトニウム・ウランその他あらゆる放射性物質の測定を即刻指示し(プルトニウムは大気中の放射線量をいくら測っても計測できない)、リアルタイム予測も含めてすべての情報を公開すべきだ。
 

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続きをどうぞ

 
2011/03/29(火) 12:23 中鬼
「命と長期的健康を守るために早め早めの行動をすることは、パニックする事ではない。きちんとした情報を手に入れることができずに、本当にまずくなった時に慌てて行動することがパニックなのである。」 中鬼

と昔の人はよく言ったわけではないと思います。政府や東電の情報抑制を察してる人は結構いるんです、でもそれをパニックを防ぐためにやってくれているんだって言ったりもするんです。そう信じたい気持ちは分かります。不安で不安で仕方ないんです。でも政府や東電や大手メディアを信じていては、自分の身は守れない状況なんです。残念ながら。その理由を細かく知りたい人は特に大鬼くんの記事を全て読んで下さい。そしてこれからもチェックしてください。

3月26日に福島原発4号機の設計に携わった元日立の田中三彦さんと元東芝の原子炉各容器設計者の後藤政志さんが原子力資料情報室(CNIC)の新しい記者会見にでていらっしゃいました。これ、中鬼は大鬼と一緒に3時間近い相当専門的な発表を頑張って聞いたんです。中鬼の頭じゃどれくらい理解できたか信用なりませんが、よく分かったのは両者ともこれが「緊急事態の中の緊急事態」だと受け止めていらっしゃることです。それは「冷却材喪失事故」という前代未聞の大事故(簡単に言えば電源が復旧しても修復できない事故)が起きている可能性がとても高いからと言っていました。初めからお二人はこれを恐れていたみたいですが、25日の首相官邸のHPにのせられたデータから、この可能性がほぼ間違いないという理由を説明してくれました。要するに冷却装置は直らないのではないかとう事です。これは止めようのない状態なんです。そしてもしそれが本当ならば、どんな暴走がこれから起るのか予測しがたいとも言っていました。また、3号機でも同じ「冷却材喪失事故」が起っているかもしれない可能性を言っていましたが、これに関してはまだデータを研究中なので正確なことは言えないようでした。ただ、忘れてはいけないのは、3号機にプルトニウムが含まれているということ。プルトニウム砂糖粒5つの量で日本が破滅するって本当ですかね。でも微量に体内に付着するだけですぐに癌になるのは本当みたいですね。そんな物質、人間が生み出したと考えると、中鬼は怖くなります。

しかし、なぜ、このような元技術者の人たちを大手メディアは出さないし、東電や政府はきちんとしたデータを渡して分析してもらわないんでしょうかね。中鬼は理解に苦しみます。政府と東電は本当に事態を解決しようと思っているのでしょうか?

とても専門的な話だったのですが、中鬼の心にとても残った言葉があったんです。元日立の田中三彦さんが、「こうやって原発の危険を知らせると、必ず大げさだ、言い過ぎだ、と言う人たちがいる。でも今のメディアを見ていると、こんなにも楽観的になれる学者さんたちがいてそれに対しても同じことを言いたい。それは大げさで言い過ぎなんです。」ってな感じのことをおしゃったんです。その通りだと思ったのと同時になんか胸が熱くなりました。中鬼は自分自身、家族、友だち、ご近所さん、そして地震と津波で被災した方々、さらにとにかく多くの人間と動植物の命が危機にさらされているかもしれない時に、大げさだと言われても変人だと言われても構わないと思ったんです。実際、家族には、中鬼があの時ひとりでパニくってたってずっと笑い話にしようねって言いながら、いざという時の為に万全を期してもらっています。それって命を守ることであって、やっぱりパニクることではないんです。これは中鬼断言します。

原子力安全資料室 2011年3月26日記者会見#1
原子力安全資料室 2011年3月26日記者会見#2
原子力安全資料室 2011年3月26日記者会見#3


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2011/03/29(火) 09:55 大鬼
ここにきて原発推進派の政治家や御用学者たちこぞってが、放射性物質汚染濃度についての食品安全基準が「厳しすぎる」と言いだし、内閣・厚労省も規制値の緩和を一気に既成事実化しようとしている。

人命より利権を優先する放射能摂取推進派政治家たちの妄言

玄葉光一郎(国家戦略相兼民主党政調会長)
「国際比較でも厳しすぎる。このままだと何も食べられなくなってしまう」(3月29日)

岡田克也(民主党幹事長)
「少し厳格さを求めすぎている・・・科学的な厳格さを求めすぎれば風評被害になる」(3月27日)

しかし彼らの「厳しすぎる」という主張はまったく事実無根であり、むしろ現行基準はゆるすぎるというのが真実だ。また基準が厳しいから「風評被害」が起こるのではなく、基準がゆるくて政府が原発被害を被害として認めようとしないことによって市民が自己防衛せざるをえない状況になっているのだ。マスコミは予想通り、彼らの非科学的な主張を全く問題にしない。

まずこの現行暫定基準とは、十分な科学的検証も民主的議論もないまま、厚労省官僚が福島原発事故後に急遽やっつけ仕事で作成した暫定的基準である。そもそも原発を推進してきた歴代政府が、食品の放射能安全基準を定めてこなかったという事実が、彼らの人命に対する姿勢を物語っているが、この暫定規制値の内容もひどいものだ。

例えば野菜類の放射性残留物の暫定基準は、以下のように設定された。
放射性ヨウ素:2000ベクレル/kg
放射性セシウム:500ベクレル/kg
ウラン:100ベクレル/kg
プルトニウム:10ベクレル/kg

※ベクレル(Bq)とは放射性物質の量を示す単位で、一定の量(1kg・1リットル)あたりのベクレル値が用いられる。シーベルト(Sv)とは放射線の強さ(被曝量)を示す単位で、一定の時間(1時間・1年など)あたりのシーベルト値が用いられる。1Sv=1,000ミリSv=1,000,000マイクロSv。

まず米国科学アカデミーなど世界の科学者の多くが、これ以下なら安全であるというしきい値は存在せず、低濃度でもリスクは摂取量に比例して高まるということに合意している。これに反発しているのは原発産業と癒着した人たちだけだ。つまり、この2000や500という数字がなぜ安全と言えるのか、科学的には全く証明できない。ガンや白血病や遺伝病のリスクが増えることが分かってきているなら、極力そのリスクを抑える方向で考えるべきではないのか。そもそもその意味で、どこかの国や機関と比較してどうこう言うこと自体があまり意味がない。それでも比較したいのなら、中立なはずの公的機関なのだからきちんと日本よりも厳しい基準をもっている機関についても言及すべきだ。

実は日本政府(厚生省)はチェルノブイリ事故後に、輸入食品に残留した放射性セシウムの上限を、ICRPの勧告に基づいて370ベクレル/kgとしていた。ICRPは原発推進国際機関なのでその基準も被害を過小評価した計算に基づいているが、今の暫定基準はそれよりも甘い。

さらにFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)による合同組織であるCAC(コーデック栄養委員会)の食品放射能基準は、以下の通りである。

放射性ヨウ素・ウラン他(計5種)の合計:100ベクレル/kg
放射性セシウム・コバルト他(計8種)の合計:1000ベクレル/kg
プルトニウム他(計4種)の合計:10ベクレル/kg(乳幼児1ベクレル/kg)

こちらは放射性残留物の合計値なので比較は分かりにくいが、はっきりしてるのは、ヨウ素131の現行基準が国際的なコーデック基準よりも少なくとも20倍以上はゆるいということだ。水道水についても日本の暫定基準はWHO基準よりも20~30倍ゆるいので、暫定基準を作った連中の作為がはっきりと見える。

さらにドイツの放射線防護協会(人命重視の立場の科学者団体)は、年間300マイクロSvを人工放射能被曝限度とし(この点は別の記事を参照)、放射性核種ごとの摂取精密な被曝量計算と年齢ごとの平均摂取量など日本政府などとは比べものにならないほどの丁寧な計算に基づき、17歳以上の人へのセシウム137の摂取限度を年間7.7ベクレル/kgまで(乳児は5ベクレル/kgまで)とした。仮にセシウム134の基準も同量だと仮定すると合計で約15ベクレル/kgなので、日本のセシウム基準(500)はその30倍以上だということが分かる。

要するに、日本の食品放射能についての暫定基準は、国際的基準よりも20~30倍ゆるいということである。


原発推進派が基準値緩和を急ごうとしている理由は、現行基準が「厳しすぎる」からではなく、反対に甘すぎる現行基準ですら許容できないくらいに放射能汚染が広がってきたという事態があるからだ。本来であれば原発推進派が負うべき責任と負担(被曝者・農家への補償や汚染除去事業のコスト)をむりやり市民に転嫁する(放射能汚染食品を食べさせる)、これが放射能摂取推進キャンペーンの真相である。

今後政府が言い出す新たな基準を許してしまったら、すでに数十倍ゆるくて安全性の根拠たりえていない基準はさらに無意味になり、スーパーはより多くの放射能汚染食品であふれかえることになる。こうなったらもう西も東も日本人は体内被曝から逃れられない。

3月28日、東京、千葉、福島、茨城、栃木、群馬、神奈川、埼玉の8知事が食品の安全基準が「厳しすぎる」として規制緩和を国に要望した。あなたの県の知事や代議士が、このような犯罪的な放射能摂取推進キャンペーンに加担していないかどうか監視しよう。県庁の意見フォームや議員事務所にメールを送ろう。


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2011/03/28(月) 20:35 中鬼
中鬼はずっと気になってたことを大鬼に聞いてみた。

中鬼「私は昔っからただ単に原発反対~!原発反対~!ってよく言ってたんだけどさ、みんなにじゃあそれで使えなくなる電気はどうすんだよ。30%なくなって毎日計画停電かよ。って言われてぐうの音も出なくなってしまうんだけど、ぐうの音は出るの?」

大鬼「計画停電が福島原発事故のせいだと思ってる人けっこういるけど、まずそこから間違ってるよ」

中鬼「え?」

大鬼「フル稼働してない火力発電などを全部使えば電力は十分なレベル供給できる。今回は他の発電所も被害を受けたけど報道されていない。電力会社は計画停電によって原発の必要性を宣伝したいって側面もあるのでは?」

中鬼「でも火力発電をいっぱい使うとなると化石燃料を燃やすから地球温暖化につながって生態系がおかしくなる。それはそれで悪いわけでしょ?」

大鬼「悪い。石油利権のために温暖化や戦争で世界がめちゃめちゃにされるのは避けたい。ただ短期的には火力発電の利用自体はやむを得ないと思う。放射能汚染で水や食べ物が安心して食べられなくなるような原発に比べたらはるかにましだし。あくまで短期的にね。」

中鬼「中期・長期的には?」

大鬼「自然エネルギーの研究開発と生産にもっと資源を注ぎ込んでいけば、安全・持続可能で分散型の発電システムができるはず。新技術浸透のスピードを速めるためには市場まかせではダメで、政府が財政・規制を組み合わせてちゃんと政策的にやらないと!」

中鬼「自然エネルギーって太陽・水・風・地熱とか?今もやってるんじゃなかったっけ?」

大鬼「必要性の大きさからみれば全然やっていないに等しい。ソーラーパネルとか太陽光電気自動車なんて何十年たっても全然生産体制が進んでないから高いでしょ。石油や原発が今の時点で比較上効率がいいからというだけで(実は原発がコスト安いというのは真っ赤な嘘なんだけど)、つまり短期的な金もうけや効率のために、長期的な生存そのもののリスクを考えないっていうのは愚かでしょ。」

中鬼「確かに。そういえばこの前放射線リスク欧州委員会( ECRR )のバズビー教授が日本政府の一連の事故の対応についてこんなことを言ってたね。」

バスビー教授「彼らは(日本政府)、原子力発電所を建設し続け、ウランを採掘し続け、沢山のお金を儲けたいのだと思います。これは、犯罪と言っても良いほど無責任です。」

大鬼「テレビに出てくるのはみんな原発推進派だから、嘘をついたり基準を上げて問題をもみ消してまで原発を擁護しようとする。歴代政府・電力会社・原発産業・マスコミ・御用学者・エセ専門家は利権ズブズブだし、自民党や右派は野党だから政府を批判するけど核武装につながる原発はもっと推進派だから、今政権とってなくてラッキーくらいに思ってるわけで、嘘や世論誘導や欺瞞ばかりでしょ。原発に毎年4000億円以上も補助金だしていて、「仕分け」茶番劇でもカットしない、そういうことを誰か追求した?しないよね。」

中鬼「はっ、じゃあその予算を全部自然エネルギーの支援・開発に使えば良いのでは!!!」

大鬼「それは今すぐ可能なことだし絶対そうすべきだと思う。民間の融資も含めれば原発に無駄に注ぎ込まれてる資源は膨大だから、それを脱原発の方向で有効利用すれば、日本には全然やれる力量がある。ソーラーパネルだって財政支援しつつ一家に一台支給するくらいやらないと。それは必要なコストだよ。問題は日本の世界有数な労働力と膨大な資本をどこに振り向けるのか~一部の人間の短期的な利益のために破滅的リスクと数万年分の放射性廃棄物管理コストをかかえて自然に怯えながら生きていくのか、それとも自然と共存しながら安全で十分に快適で持続可能な社会を築いていくのか~という選択の問題。」

中鬼「よく分かったよ。」

大鬼「あ、あと僕らも省エネや健康リスクのことをもっと本気で考えないとね。短期的には火力に依存しないといけないから、地球環境を持続可能なものにするにはもっとエコな生活スタイルにしていかないと!」

中鬼「そりゃそうだ。原発に頼った暮らしは平和な世界だとは中鬼は思えないよ。みんなが考えたら原発依存をやめられるね。」

大鬼「うん。世界の原子炉の半数以上をたった3つの経済大国、米国・フランス・日本が保有してる。他の国はそんなに原発に依存しないで十分やってるし、ドイツとか原発をさらに見直していくみたいだよ。原発産業は温暖化問題をうまく世論誘導して「原発ルネサンス」にしようと企んでたわけだけど、福島の事故でその計画が揺らいだ。いま温暖化も原発もノーだとみんなが自覚する時だと思う。もう一度いうけど、これは短期的な利益・利権をとるのか、一般の人たちの命と長期的な発展をとるのか、という選択の問題。世界の地震の2割は日本で起きるし、日本の国土面積はチェルノブイリを起こした旧ソ連の1.7%。もう分かるよね、どっちが賢い選択か。」

中鬼「オッケー!じゃあオルタナティブな社会が無理だなんてことを言い訳にはできないね。ありがとう。これからは胸を張って日本の、いや、世界の原子力発電所をすぐさま停止するという大きな使命を背負って生きていけるよ。」

大鬼「相変わらず、大げさだなあ、中鬼は・・」

2011年3月24日のバスビー教授のインタビュー(英語)
 

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2011/03/28(月) 16:30 大鬼
こんな小さな地震大国で数々の警告を無視して「割り切った考え」(斑目春樹・原子力安全委委員長の言葉)で原発を増やしてきたことの結果が、今回の福島第一原子力発電所の大災害だ。地震・津波のリスクは想定できたことであり、原発事故については100%人災だ。政府には「風評被害」ではなくれっきとした原発被害が出ていることを正直に認め、原発利権ではなく命を最優先するよう政策転換を強く求める。

<すぐにやるべきこと>
石棺を含む放射能放出総量を最小にするオプションの検討
原発推進派機関上層部による現場労働
放射能汚染水・食品の安全基準の厳格化
放射能汚染土壌の入れ替え(公共事業)
放射能汚染水・食品の市場からの徹底的排除
汚染地域住民への安全な水の無償提供
被曝農漁村への公的補償
被曝者全員への公的補償

<将来のためにやるべきこと>
すべての原子力発電所の廃止(高リスク原発から)
自然エネルギー(太陽・風・水・地熱など)の研究開発への投資を強化
政府・原子力安全委員会・電力会社・原発産業・マスコミなどの責任追求と真相究明


-------------- 一通のメールから変えていこう -------------------------

静岡県庁ご意見フォーム
浜岡原発停止を求める書込みが殺到しているようです。一言でも構わないので書き込んで下さい。浜岡は次の東海大震災が直下型になるので福島第一よりも手がつけられない状態になると懸念されます。原発はなくしても電力供給は十分可能です。いま浜岡原発を操業停止に追い込むことができれば、脱原発の流れを作ることができます。

青森県庁ご意見フォーム
六ヶ所村核燃料再処理事業廃止を求める書き込みをお願いします。ここは日本中の原発から出る使用済み核燃料が最終的に集中管理される場所で、ここで重大な事故が起これば日本全体はもとより世界各地にとてつもない被害を及ぼします。ここを廃止することは多くの原発を操業停止に追い込むことにつながります。

福井県庁ご意見フォーム
原発銀座と呼ばれる日本で最も原発が密集した若狭湾も地震の頻発地域です。ここで事故が起こると中部と関西の大都市圏が大きな被害を受けます。非常に危険なプルトニウム239が発生する高速増殖炉「もんじゅ」は住民との裁判でその安全性が争われました。

原発停止を求める署名先がまとめられているブログ
たまたま見つけた署名リンク集。他にもたくさんあると思いますが。いま署名運動が盛り上がってます。是非あなたも!


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2011/03/28(月) 15:02 大鬼
ICRP(国際放射線防護委員会)という各国の原発推進派専門家の寄せ集め組織によると、一般人の外部被曝(吸わない食べない飲まないを前提にした外気からの放射線被曝)の上限は1,000マイクロSv/年であり、これは2万人に1人が被曝による癌で死ぬというレベル(つまりリスクはゼロではない)とのことだが、ICRPは有事には20,000マイクロSv/年まで許容すべきだと勧告している(同じく原発推進国際組織であるIAEAも「緊急時」は20~100倍までは問題なしとすべきだと主張している)。日本ではICRPの被曝許容量の計算方法をベースにしてより緩い基準が考えられている。実際、厚労省が3月17日にこそこそ作った水や食品の放射能の暫定基準値は、だいたい従来の国際基準よりも20倍ほどゆるい値にされた。

しかしICRPの計算方法をかねてから批判してきたECRR(欧州の環境派専門家を中心にした団体)によれば、1000マイクロSv/年のレベルであってもICRPの計算方法(線量係数など)はそもそも非科学的で間違っていた。放射能関係の御用学者しかいないICRPと違って、ECRRは各国の原発利権から独立した原子力専門家に加え、疫学・公衆衛生・リスク社会学など多様な分野の専門家・グループによって構成され、理論だけでなく現実社会での現実的な被曝被害を考える上で不可欠となる学際的なアプローチを重視してきた。第一にICRPの基準は広島被爆者のデータを元に作られているが、原子爆弾のような強い局所的放射線での殺人を目的にした兵器から得た結論を使うと、原発事故のような(原爆とは異なる放射性物質で)じわじわと被害が広がるケースの多くが理不尽に「被害なし」とみなされてしまう。実際、チェルノブイリの被害者は100万人に達しているが、公式の被害者数はたったの数千人とされ、他の人たちには何の補償も与えられず単に運悪くガンになったり奇形児を産んだりした人として闇に葬られた。被害を隠すための基準とはこういうものだ。第二に内部被曝については、ICRPは人体・臓器全体のどんぶり勘定(被害の平均化)で計算しているが、現実には放射性物質が付着した箇所の周辺が集中して被曝を受けるので、この局所的リスク増大が考慮されていないのはおかしい。これは長期間放射能がじわじわ放出されるような原発事故の場合、安全基準に致命的な計算ミスをもたらす。つまるところICRPのリスクモデルは、体内被曝量をきちんと計算に組み込んでいないのである。日本政府が言っている基準値はすべてこの間違った数式に基づいて考えられていて、食品・水についてはさらにそれを緩くしたものなので、科学的信頼性は皆無と言える。

加えて、有事(原発事故時など)に基準がゆるくされるというものバカげた話だ。放射能汚染が問題になるのは常に有事であり、人体は非常時だからといって放射能耐性が増えるものではない。これは原発産業が事故の賠償責任を免れるために考えられたもので、理不尽極まりない。

ECRRはより合理的な計算方法を用いて、一般人の人工外部被曝の上限を100マイクロSv/年だと結論づけている。これはICRP上限の10%、ICRP有事上限の0.5%である。これを厳しすぎると思う人もいるかもしれない。だが忘れてはならないのは、ICRPの年間1000マイクロSvという基準は、2万人に1人が被曝によるガン発症で死亡するというレベルの危険性ラインであって、リスクが完全にゼロになるラインではない。リスクはガンだけでなく、例えば染色体が不完全に壊れたまま複製されるリスクも含まれており、それはどんなわずかな放射線でも起こりうることである。要するに放射能被曝に関してリスクゼロとなる値などそもそも存在しない。この点についてはアメリカ科学アカデミーのBEIR委員会が2005年のBEIR-VII報告において、放射能にはここまでは安全といえるような「しきい値」がなくリスクは常に上昇するという結論に至ったことが注目される(現在世界の科学者の中で低線量被曝の危険性を軽視する学説に固執する者は減少している)。どんなレベルの被曝でも健康リスクは被曝量に比例して増えるという正しい認識に基づき、人命重視を最優先次項であると考えるならば、基準は極力厳しく設定すべきである。レントゲンなどを何度も撮ることを絶対禁止しろと言っているのではない。その行為がより重大な健康上の問題を防ぐ上で必要と判断される場合に限り、レントゲン撮影の方がよりましなリスクだと言えるのであって、微量の被ばくでもリスクはじわじわ上昇するという正しい認識をもって判断を下すべきだということである。
 

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2011/03/28(月) 14:57 大鬼
(1)直ちに健康に影響がでないから安心?

原発事故の放射能はもともと直ちに影響を出すものではなく、数年~10年以上たってガンになったり白血病や遺伝障害を引き起こすもの。つまり長期的なリスクの増大こそが問題なのだ。「ただちに」という言葉を聞いたら、「後で危ない」と読み替えるのが正解。

(2)放射線の量は大したことないから安心?

原発事故の場合、放射性物質の体内被曝が問題なのであって、単なる放射線による体外被曝と話を混同すべきでない。空間上の放射線量を見ていても放射性物質がどれだけ飛んできているかは分からない。被曝量は物質と人体との距離の2乗に反比例するため、短い放射線しか出さない(つまり空間線量に影響を与えない)物質が呼吸などで臓器に付着してしまった場合は、その地域の放射線量とは無関係に、体の内部から大きな被曝量を受けつづける。

(3)飛行機やCTや自然放射線などと比べても小さいから安心?

原発推進派が最も宣伝に力を入れてきたのが、レントゲンや日常の被ばくとの比較を示したあの図表だ。そうした日常的外部被曝と体内被曝とを比較することがいかに間違っているかについては上述した。ここでは体外被曝に話を限定しよう。自然被曝はもともと基準値の計算から除外されているので比較対象にならない。レントゲンやCTなどとの比較で問題なのは、「毎時」「年間」「毎回」という単位のごまかしである。誰もが少し考えれば、1回限りの被曝量と毎時の継続的被曝量を比較しても意味がないことに気づくはずだ。人工放射能からの年間被曝の許容量はICRP(国際放射線防護委員会)の基準で年間1000マイクロSvであり、これを年間総時間数8760で割れば、0.11マイクロSv/毎時が1時間単位の許容値だということが分かる。ところがマスコミではこの0.11μSv/毎時という値をほとんど耳にしたことがない。東京では放射線が下がったと言われる3月17~27日の水準でも0.11マイクロSv/毎時以上の警戒水準が続いている。

(4)一年間ずっと飲み続けなければ安全?

水・食品の体内被曝についてもこういう議論がよくされるが、間違っている。第一に、体内被曝の場合はごく微量の放射性物質であっても摂取すればするほどリスクは上昇するので、ここまでは被害ゼロなどと断言できるラインなどもともと存在しない。第二に、ホウレンソウなど各品目の基準は、その品目だけを摂取した場合という現実にはありえない想定に基づいて計算された値だ。例えば3 月19日に茨城のホウレンソウからは15000ベクレル/kg、福島の牛乳から1500ベクレル/kgの放射性ヨウ素が検出されたが、これらを汚染水と同時に摂取すればすべての品目から摂取した放射性物質の合計が問題になる。仮に個々の品目の基準値をすべてクリアしている場合でも、総量で考えれば1年よりもはるかに短期間で許容量を超えることが十分に想定される。

(5)川や海で希釈されるから安全?

大量の放射性物質が首都圏にまで降り積もっている事実と、大量の高濃度放射能汚染水が海に垂れ流されている事実はもはや隠しきれなくなったが、東電や原子力委などは、川や海にあるたくさんの水で薄まるから魚なども大丈夫だと言っている。これは生態濃縮という科学的常識を無視した議論だ。水の汚染を1倍とすると、プランクトンの体内ですでに2000倍、魚の体内では15000倍、鳥などの卵に至っては100万倍に濃縮された放射能が検出された事例がある。生体濃縮された放射能を食べることで深刻な体内被曝が起こること、とりわけがん細胞が最も成長しやすい子供や若者に食べさせさせることがいかに危険であるかを、大人はもっと危機感をもって考えるべきだ。

(6)ヨウ素の半減期は8日だからそろそろ安心?

時間とともに線量は減っていくがゼロになるわけではなく、半減期を過ぎても放射性物質は半永久的に放射線を出し続ける。セシウム137は半減期が30年なので長期間高濃度放射線を出し続ける。その他の放射性物質(コバルト、トリチウム、プルトニウムなど)の測定値は一般公開されていないので、そもそもデータが得られる放射能汚染は氷山の一角に過ぎない。3号機はプルサーマルなのでプルトニウムを出す可能性があり、角砂糖5つ分で日本が全滅するというプルトニウム239の半減期は24000年だ。

(7)とにかく全部で年間1ミリシーベルト以下に抑えれば安心?

これも不正解。1000マイクロSv/年は原発推進派の国際団体であるICRPの基準であって、それは2万人に1人が被曝によるガンで死亡するレベル、つまりリスクがゼロになるラインではない。放射能被ばくにリスクがゼロとなるラインなどはなく、微量でも被ばくすれば健康リスクは高まっていく。

※ベクレル(Bq)とは放射性物質の量を示す単位で、一定の量(1kg・1リットル)あたりのベクレル値が用いられる。シーベルト(Sv)とは放射線の強さ(被曝量)を示す単位で、一定の時間(1時間・1年など)あたりのシーベルト値が用いられる。1Sv=1,000ミリSv=1,000,000マイクロSv。
 

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2011/03/28(月) 12:17 大鬼
厚労省官僚が福島原発事故後に急遽こっそり作成した食品・水道水の放射性物質汚染についての「暫定基準値」(規制値・上限値)はゆるすぎて国際的常識からもかけ離れている。

例えば水道水に含まれる放射性物質についての日本の暫定基準は、以下のように、国際基準の20~30倍、米国基準の25~60倍もの放射能汚染を許容している(同様に食品の放射能汚染についても国際的基準の20倍以上の暫定基準値が採用された)。

日本(2011年3月17日より)
放射性ヨウ素=300 Bq/L(ベクレル/リットル)
放射性セシウム=200 Bq/L

WHO
ヨウ素131=10 Bq/L
セシウム137=10 Bq/L

アメリカ合衆国
ヨウ素131=0.11 Bq/L(40マイクロSv/年・1日1L)
セシウム137=7.4 Bq/L(40マイクロSv/年・1日1L)

※ベクレル(Bq)とは放射性物質の量を示す単位で、一定の量(1kg・1リットル)あたりのベクレル値が用いられる。シーベルト(Sv)とは放射線の強さ(被曝量)を示す単位で、一定の時間(1時間・1年など)あたりのシーベルト値が用いられる。1Sv=1,000ミリSv=1,000,000マイクロSv。

3月23日に東京の浄水場で計測された210Bq/Lという放射性ヨウ素の値は、WHO基準の21倍・米国基準の42倍という危険な値だが、日本では暫定基準以内なので幼児以外には「安全」とされた。

放射能放出が最低でもまだ1ヶ月以上は続く見込みが明らかになるやいなや、内閣はこのゆるい暫定基準ですら「厳しすぎる」と言い出した。規制値緩和の提案内容は、ヨウ素131を300→50,000マイクロSv/年、セシウム137を200→5,000マイクロSv/年にするというもの。

つまり、命を優先して放射能汚染を徹底的に除去するのではなく、原発産業利権を優先して放射能汚染をなかったことにする(市民に大量の放射性物質を食べさせガンや染色体異常リスクを受け入れさせる)という話だ。これは本当に止めなくては!!東電・原発産業はすべての浄水場に放射能除去装置を設置するコストを負担すべきだ。利権よりも人命を尊重し水道水の安全基準を厳しくすべきだ。以下のサイトで意見を伝えよう。

内閣「食の安全ダイヤル」メール窓口
厚生労働省「国民の皆様の声」送信フォーム


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2011/03/28(月) 02:09 中鬼
大鬼くんと違い、人に説明するのがとても苦手な中鬼ですが、簡単でシンプルな言葉で説明する事が今は求められているのではと思い「体内被ばく」について書いてみようと思います。

「体内被ばく」を理解して、更にそれから身を守る行動をするために必要な知識としてまずは『放射能』と『放射性物質』の違い。毎日新聞の特集ワイドで使われていた『電球』を使った説明が分かりやすかったんでそれを使います。

まず、放射線っていうのは、放射性物質から放出されるエネルギー。電球に例えると、『電球』が放射性物質で、『電球から出る光』が放射線。その『電球』自体が体に入って住みつくことが「体内被ばく」。『電球』は体に入ったら何十年にもわたってそこから『光』を出し続け、それが体を蝕むという構造になっている。1ヶ月前までは一度も聞かなかったのに最近毎日聞くセシウムやヨウ素なんかは『電球』である放射線物質。

首都圏の水道水に混入しているヨウ素は半減期が8日だから大丈夫!なんてバカらしいこと毎日聞きますが、まず第一に半減期はその『電球』の寿命半分地点ではないんです。16日たてばまた綺麗なお水ではない。更に、水道水で検出されているヨウ素はヨウ素131だからね。ヨウ素129なんて検出されたなんて言ったら、それは半減期だけでもなんと1600万年!!どえええ~!!これを測る検査はされているんでしょうかね。そしてヨウ素131と一緒に検出されているセシウム137は半減期が30年。これも気が遠くなる値ですよ。

ってことは、水道水だけみて考えても、すでに首都圏の水道水にはヨウ素131とセシウム137が検出されたってことは、その『電球』入りの水を飲んだ人は、その『電球』が体に付着してずっと『光』である放射線、つまりα線、β線、γ線、そして中性子(こわっ)なんかを体内で出し続けるってことになる。

だからこの『電球』を体に少しでも蓄えないことが今一番大切なこと。0歳未満の赤ちゃんはもちろんx1000のことで身を守ってあげる。でも、チェルノブイリの事故5年後から25年たった今でも、当時子供だった人達の甲状腺癌の割合はずっと高いまま。若ければ若い体ほどホルモンの分泌が活発だから『電球』も活発化して体をどんどん蝕んでいく。逆に言えば0歳未満だけではなくて、5歳の子も、10歳の子も、15歳の子も、そして大人も『電球』の量が体内に増えれば増えるほど癌や白血病、そして生殖器の異常なんかが出てくるということ。

政府や東電の「安全です」は根も葉もないことがはっきりしてる。

これが全部嘘だと思う人は政府に意見を送って聞いてみれば良い。
内閣食品安全委員会「食の安全ダイヤル・メール窓口」
厚労省「国民の皆様の声募集」


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2011/03/28(月) 01:23 大鬼
『隠された被曝労働:日本の原発労働者(Nuclear Ginza)』
制作:イギリス・チャンネル4 1995年/24分 日本語版:岩佐基金

日本で原発の被曝労働に初めて光をあてたフォトジャーナリスト樋口健二氏の目を通して、若狭湾の被曝労働者たちの過酷な現実とその影にひそむ日本の格差・差別・利権政治を浮き彫りにした秀逸なドキュメンタリー。原発推進派のタブーに鋭く迫ったため、日本のマスコミでは放送されなかった。

福島原発事故の現場で急性被曝した下請けの作業員たちはどういった人たちなのか。彼らを「英雄」ともてはやす前に、この社会がこれまで「英雄」を工具のように使い捨ててきたという悲しい事実を知っておきたい。

Nuclear Ginza 1
Nuclear Ginza 2
Nuclear Ginza 3
 
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2011/03/28(月) 01:18 中鬼
中鬼は怒ってます。びっくりするような犯罪的報道がまだまだ続けられているのです。

水道水が安全だと示すためにどこかの都知事さんがパフォーマンスで飲んでいたのを見た時には嗚咽しそうになりましたよ。

大鬼くんが言っていたとおりに、政府は放射性汚染の安全基準値をこっそりと言っても良い感じの動きで緩和させてました。しかもその緩和っぷりがものすごい。水道水につての基準はなんとWHOの国際基準の20~30倍。そして米国基準の25~60倍です(って米国の基準が高いのにちょっと意外)。これで乳幼児以外は安全なんて言っているのは犯罪ではないのですか?

そして、まだメディアがのうのうと『レントゲンや飛行機に乗った時間と比べて安全作戦』を使っているのはどういうことなんだ?
まず、一瞬のレントゲンや成田ーLA間10時間の飛行機滞在時間と、汚染された空間で生きていく私達の生活と比べないでちょうだい!!
そして何よりも、『体外被ばく』と『体内被ばく』の違いを知りませんでした~なんてあとで言うつもりなのか?

恐ろしい。

さらに規制値を緩和するって?オイオイ本気か?。放射線の基準値が「体外被ばく」で年間総量1000~3000マイクロSvだったのに、「体内被ばく」となる食品汚染についてヨウ素131は50倍の50000マイクロSv、セシウムも 5000マイクロSvにするってどういうことだよ?これまで食べなくても危険とされていた量の放射能がべったりついた食品がスーパーで売り出されても「安全です」ってこと?。そして5~10年後に「首都圏のガンの割合が増えていますね。ストレスや喫煙によるものと考えられています」な~んてまたエセ学者を動員してテレビで宣伝する気か。

日本の安全基準は科学的信頼性がゼロです。これは被害をないものにして原発をさらに推進するための原発産業にとっての安全基準です。原発推進派が負うべき責任と負担を、こっそり市民に転嫁してガンや遺伝子異常のリスクを受け入れさせるために、基準をとにかくゆるーくする、こんなインチキを許したら日本人は放射能まみれにされちゃうよ。

それで中鬼と大鬼くんは政府に意見しました。みなさんもお願いします。一言、「これは本当ですか?不安に思います。」ってな感じでも良いんです。簡単なもんです。でもそれがみんなの命を救うんです。

内閣食品安全委員会「食の安全ダイヤル・メール窓口」
厚労省「国民の皆様の声募集」


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2011/03/28(月) 00:42 中鬼
感情の起伏が激しいことを女性的と言い訳して生きてきている私が憤っているのは珍しい事ではないんですが、仏や仙人以上に穏やかな大鬼くんが怒ってます。ということなんです。

 



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