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2011/04/13(水) 23:34 大鬼
以下のサイトが、公表された食品・水道水の放射能汚染値と毎日の放射性物質降下量を見やすくまとめてくれています。このサイトは他にも、原子炉のデータや海水の放射能値などかなり詳細に情報収集していますが、健康防衛上の最重要のデータは体内被曝にかかわる以下の3つなので、ここにリンクを貼らせていただきます。こまめにチェックした方がいい情報です。

食品の放射能値(地域別)
水道水の放射能値(都道府県別)
新規の放射性物質降下量(都道府県別)

これを見ると、福島県だけでなく北関東・首都圏や長野・静岡・新潟の一部まで野菜の汚染が広がっていることが分かります。生態濃縮にはある程度時間がかかるので、今後は特に魚や家畜の放射能の動向にも注意が必要です。

データを見る際の注意点ですが、日本の「基準値」以下なら安全だなどと絶対に思ってはいけません。放射能は低濃度でも確率的被害(1万人中何人がガンになるか)を被り、被曝量に比例してリスクが上昇するため、ここからが安全という「しきい値」など存在しません。基本的にわずかでも残留放射能が検出されたら、他に代わりとなる食品が全くない場合以外は摂取を避けるべきです。とりわけ幼児・青少年・今後子作りする可能性のある人がいる家庭では、絶対に日本政府の言うことを信じてはいけません。年配の人やもう子供をつくらない人に対して、どうしても基準があった方がいいというなら、日本の緩すぎる暫定基準ではなく、最も精密な調査に基づいて考えられているドイツ放射線防護協会の基準「8ベクレル/kg」(水・食品全般)を推奨します。8Bq/kgを越えるものは摂取を避けるように。

もう一つの注意点として、公表されているヨウ素とセシウムは放射性物質の氷山の一角に過ぎないという点です。福島原発からはプルトニウムやストロンチウムなど他にも有害な物質が放出されていますが、政府は意図的にこれらのデータを公表していません。

多くの人が政府の「基準」を盲信して「まあ大丈夫だ」などと根拠もなく思い込んでしまっている限り、放射能対策は前進せず、被害が出ているのに被害がないことにされてしまいます。原発推進派を喜ばせるだけです。多くの人が厳しい目をもって放射能摂取回避行動をとることによって、真っ当な対策が避けられない状態を作り出すことになり、そのことが多くの人命を救うことにつながりますし、原発が経済的にも割に合わない事業だということを政府に分からせる力にもなります。政府は速やかに基準を厳格にし、汚染食品の徹底した排除と対策を行い、水道局は速やかに放射能除去装置の導入をおこなうべきです。チェルノブイリ級の大惨事を引き起こしながら原発政策を見直さず、税金を使った賠償で金を払えばすむなどとふざけた考えを抱いている原発利権集団に対し、日常生活のレベルから抵抗していきましょう。そしてこの体験を脱原発・自然エネルギー社会に向かわせる世論の力にしていきましょう。


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2011/04/13(水) 10:08 中鬼
これに似たやつを妹からもらったんだけれど、見やすくて良いなと思ったので、改訂して更に新しい情報も付け加えて作ってみました(まだ不完全ですが)。実は放射能に安全な値なんてないので(安全基準というのは何万人あたり何人かが死ぬくらいならいいっていうような考えで作られた値です)、これ基準値以下なら安全だとは絶対に思ってはいけないのですが、それを理解した上で見て下さい。日本の暫定基準のひどさが分かりますね(4月13日に更新しました)。セシウムについてはドイツ放射線防護協会の基準にしてもらいたい!

ヨウ素131(Bq/Kg)
0.11アメリカの安全基準(水)※3
6カナダの安全基準(水)
<10WHOの安全基準(水)※2
<100
コーデックス安全委のヨウ素131他5核種合計量の基準(食品)※1
100シンガポールの安全基準(食品)
<100日本の乳児への放射性ヨウ素暫定基準(牛乳・乳製品)
210東京の金町浄水場で3月22日に浄水場で検出された値(水)
<300日本の3月17日からの放射性ヨウ素暫定基準(水と牛乳・乳製品)
336千葉の北千葉浄水場で3月22日に採取されて3月29日に発表された値(水)
540茨城で4月2日に水菜から検出された値
648静岡産の小松菜で3月31日にシンガポールで拒否された小松菜の値
1,000WHOの餓死を避けるために緊急時に食べざるを得ない値(食品)
1,100埼玉で3月25日にホウレンソウから検出された値
1,700千葉の出荷自粛のサンチュで3月29日から4月4日まで東京で売られていたものの値
<2,000
日本の放射性ヨウ素暫定基準(食品)
2,700茨城で4月7日にホウレンソウから検出した値
3,100福島産の椎茸から4月3日に検出された値
4,080茨城で4月4日にコウナゴから検出された値
8,086東電が「低濃度」と呼ぶ意図的に海洋排水された汚染水の値(推定値)
15,000茨城で3月19日にホウレンソウから検出された値
430,0001号機の建屋近くの地下水から3月31日に検出された値
1,170,000飯舘村で3月20日に土壌から検出された値
2,540,000飯舘村で3月20日に雑草から検出された値
3,900,000,0003号機で作業員が被ばくした溜まり水
6,879,400,0002号機から4月2日から4月7日まで海洋排水された「高濃度」汚染水の値(推定値)

セシウム137(Bq/Kg)
2ウクライナの規制基準(水)
4ドイツ放射線防護協会が提言する乳児、子ども、青少年に対する安全基準(食品・飲料全般)
8ドイツ放射線防護協会が提言する大人に対する安全基準(食品・飲料全般)
7.4アメリカの安全基準(水)※3
<10
WHOの安全基準(水)※2
10カナダの安全基準(水)
40ウクライナの規制基準(野菜・穀物)
100ウクライナの規制基準(牛乳・乳製品)
<200日本の3月17日からの放射性セシウム暫定基準(水と牛乳・乳製品)
370日本がチェルノブイリ後に暫定的に決めた輸入食品への安全基準(食品)
376茨城で4月2日に水菜から検出された値
<500日本の3月17日からの放射性セシウム暫定基準(食品)
526茨城で4月4日にコウナゴから検出された値
570福島で4月9日にコウナゴから検出された値
813東電が「低濃度」と呼ぶ意図的に海洋排水された汚染水の値(推定値)
890福島で4月3日に椎茸から検出された値
<1000コーデックス安全委のセシウム・ストロンチウム他8核種合計量の基準(食品)※1
<5,000農水省が4月8日に発表したイネの作付け制限土壌基準(約15cmまでの土、放射性セシウム、チェルノブイリ任意移住レベルの2倍)
13,000福島で4月10日に椎茸から検出された値
15,544旧ソ連のチェルノブイリから200km離れたゼルジンスク村の1996年(10年後)の雑草の値
29,000飯舘村で4月12日にイネの作付けの土壌から検出された値(土壌)
163,000飯舘村で3月20日に土壌から検出された値(チェルノブイリ強制移住レベルの2倍)
2,650,000飯舘村で3月20日に雑草から検出された値
     699,600,0002号機から4月2日から4月7日まで海洋排水された「高濃度」汚染水の値(推定値)


※1:コーデックス基準(食品)は以下のようになっているため、厳密な比較は難しそう。ただヨウ素131については、5核種合計で100Bq/kg以下なので、日本の基準より厳しいということは確実。

グループ1
Pu プルトニウム238
Pu プルトニウム239
Pu プルトニウム240
Am アメリシウム241
これらすべての合計が、子供は1Bq/kgまで、大人は10Bq/kgまで

グループ2
Sr ストロンチウム90
Ru ルテニウム106
I ヨウ素129
I ヨウ素131
U ウラン235
これらすべての合計が、子供・大人とも100Bq/kgまで

グループ3
S イオウ35
Co コバルト60
Sr ストロンチウム89
Ru ルテニウム103
Cs セシウム134
Cs セシウム137
Ce セリウム144
Ir イリジウム192
これらすべての合計が、子供・大人とも1000Bq/kgまで

なおコーデックス委員会(FAO・WHO)の基準は、世界各国で実施されている基準のうち、原発推進派の側にかなり偏った主張を採用している。

※2:WHOは、全ベータ線核種の合計が1Bq/Lである場合、もしくは全アルファ線核種の合計が0.5Bq/Lである場合、初期介入が必要としている。その後、等価線量(体に与える影響)を0.1ミリシーベルト/年以下にする量として、以下のような核種(同位体)ごとの想定上限値を定めている:プルトニウム239=1Bq/L、ストロンチウム90=10Bq/L、ヨウ素131=10Bq/L、ヨウ素134=10Bq/L、セシウム134=10Bq/L、セシウム135=100Bq/L、セシウム137=10Bq/L。しかし上記の想定上限値は、その核種のみが水に含まれている場合を想定した上限という意味であり、現実には複数の異なる核種が存在することが考えられるため、それら合計の等価線量を0.1mSv/yにするには、個々の核種に適用される実際の規制値は上記の想定上限値よりも低い値になる点に注意が必要である。例えばヨウ素131とヨウ素134とセシウム134とセシウム137の4種だけが同量含有されている場合を仮定すれば、それぞれの規制値は2.5Bq/Lになる。なおWHO(コーデックス委員会)は世界的には、IAEAなどの原発推進機関との癒着のため基準がゆるすぎると批判されてきた。つまり国際的基準を議論する場合、WHO(コーデックス委員会)の基準は必ずしも公正なものとは言えず、世界中で実施されている基準値のうち原発推進派にかなり有利な基準がこの程度のレベルである、と理解すべき。

※3:米国の水質基準については、ベータ線・ガンマ線系のすべての放射性核種の合計量が4ミリレム/Lまでとあるので、仮にヨウ素131またはセシウム137だけが存在して他の放射性核種がないと仮定した場合、上記の数値になる(この数値はワシントン州などいくつかのサイトを参考にした)。例えばヨウ素とセシウムが両方ある場合は合計で4mrem/kgなので、上記の数値よりも低い値しか許されない。米国の食品安全基準は一般的にいって安全性を重視していないことで有名(食品産業のロビーは強力!)だが、水についてはこれほどの基準があるとは正直言って意外だった(ロビー勢力がいないとこんなにも良い基準になる?)。

※EU諸国については、仮にEU自体の基準がゆるくて放射能汚染食品が輸出入規制にひっかからなかったとしても、各国独自の基準が別にあるのでそれらを調べなくてはいけないですが、やれていません。


資料出所:
コーデックス基準(食品)
WHO基準(水)
米国の水質基準(その他のリンク1リンク2


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