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2011/04/17(日) 23:31 中鬼
放射性核種(放射性物質)ごとの値を鬼一郎さんが表にまとめて送ってくれましたので、ここに掲載させていただきます。ヨウ素131とセシウム137以外に放射性物質は沢山あることは知っていても、その種類や半減期についてよく知ることができなかったので中鬼はとても嬉しいです。ちなみに鬼一郎さんは、妻と子供を3月16日にすぐに和歌山に疎開させて、自分は仕事を続けながら情報収集を続けていた方です。

半減期とはあくまで放射線の強さが半分になるまでの期間であって、別に半減期が何か重要な意味をもっているわけではなく(ゼロにならないから半減期を使っているだけ)、その後も半減期の何倍もの期間にわたって弱まりながらも放射線は出続けます。放射線がかなり弱まるまでの期間として見るなら少なくとも半減期の3倍くらいの期間はみておいたほうがいいと思います。

経口摂取線量係数(1ベクレルあたり食べてしまった場合の累積被曝量とされるシーベルト値)と吸収摂取線量係数(1ベクレルあたり吸い込んでしまった場合の累積被曝量とされるシーベルト値)は、ICRP(原発推進派)が誤った計算方法で算出した値なので総被曝量の計算に使うことは不適切であり、したがってこれ以下なら安全といった放射能基準値や摂取量上限などを算出するために用いてはいけません。あくまで物質ごとの放射線の相対的な強さを大まかに比較できるくらいです。なお放射線の強弱とは別に体内のどこに溜まるかや年齢等によって被曝量や健康リスクは変わります。「10-9」とは10のマイナス9乗、つまり10億分の1を意味します。数値が大きいセルは赤色と黄色がつけられていますが、無色でも体内被曝となれば基本的にすべて危険な物質です。

政府は被害の実態を隠蔽するためにこれまでヨウ素とセシウムのデータしか公開してきませんでしたが、他にもストロンチウムやプルトニウムなど危険な放射性物質が放出されているので、すべての放射性核種の累積降下量についてただちに情報公開すべきと考えます。この表を見れば、二つの物質しか公表しない政府のずさんさがよく分かるはず。


核種和名 核種記号 半減期  経口摂取線量係数
(Sv/Bq) 
吸入摂取線量係数
(Sv/Bq)
水素3 H-3  12.3年  4.2×10-11  2.6×10-10
炭素14  C-14  5730年  5.8×10-10  5.8×10-9
リン32  P-32  14.3日  2.4×10-9  3.4×10-9
カリウム40  K-40  12.8億年  6.2×10-9  2.1×10-9
カルシウム45  Ca-45  163日  7.1×10-10  3.7×10-9
クロム51  Cr-51  27.7日  3.8×10-11  3.7×10-11
マンガン54  Mn-54  312日  7.1×10-10  1.5×10-9
鉄59  Fe-59  44.5日  1.8×10-9  4.0×10-9
コバルト58  Co-58  70.8日  7.4×10-10  2.1×10-9
コバルト60  Co-60  5.27年  3.4×10-9  3.1×10-8
亜鉛65  Zn-65  244日  3.9×10-9  2.2×10-9
ストロンチウム89  Sr-89  50.5日  2.6×10-9  7.9×10-9
ストロンチウム90 Sr-90  29.1年  2.8×10-8  1.6×10-7
ストロンチウム91 Sr-91  9.50時間  6.5×10-10  4.1×10-10
ストロンチウム92 Sr-92  2.71時間  4.3×10-10  2.3×10-10
イットリウム90  Y-90  2.67日  2.7×10-9  1.5×10-9
イットリウム91  Y-91  58.5日  2.4×10-9  8.9×10-9
ジルコニウム95  Zr-95  64.0日  9.5×10-10  5.9×10-9
ジルコニウム97  Zr-97  16.9時間  2.1×10-9  9.2×10-10
ニオブ95  Nb-95  35.1日  5.8×10-10  1.8×10-9
ニオブ97  Nb-97  1.20時間  6.8×10-11  4.5×10-11
モリブデン99  Mo-99  2.75日  6.0×10-10  9.9×10-10
テクネチウム99m  Tc-99m  6.02時間  2.2×10-11  2.0×10-11
ルテニウム103  Ru-103  39.3日  7.3×10-10  3.0×10-9
ルテニウム106  Ru-106  1.01年  7.0×10-9  6.6×10-8
ルテニウム105  Rh-105  1.47日  3.7×10-10  4.4×10-10
ルテニウム106m  Rh-106m  2.20時間  1.6×10-10  3.5×10-10
銀110m  Ag-110m  250日  2.8×10-9  1.2×10-8
Sb-125  Sb-125  2.77年  1.1×10-9  1.2×10-8
Sb-127  Sb-127  3.85日  1.7×10-9  1.9×10-9
Te-129  Te-129  1.16時間  6.3×10-11  3.9×10-11
Te-132  Te-132  3.26日  3.8×10-9  2.0×10-9
ヨウ素129  I-129  1570万年  1.1×10-7  3.6×10-8
ヨウ素131  I-131  8.04日  2.2×10-8  7.4×10-9
ヨウ素133  I-133  20.8時間  4.3×10-9  1.5×10-9
セシウム134  Cs-134  2.06年  1.9×10-8  2.0×10-8
セシウム136  Cs-136  13.1日  3.0×10-9  2.8×10-9
セシウム137  Cs-137  30.0年  1.3×10-8  3.9×10-8
バリウム140  Ba-140  12.7日  2.6×10-9  5.8×10-9
ランタン140  La-140  1.68日  2.0×10-9  1.1×10-9
セリウム141  Ce-141  32.5日  7.1×10-10  3.8×10-9
セリウム143  Ce-143  1.38日  1.1×10-9  8.3×10-10
セリウム144  Ce-144  284日  5.2×10-9  5.3×10-8
ネオジム147  Nd-147  11.0日  1.1×10-9  2.4×10-9
ラジウム226  Ra-226  1600年  2.8×10-7  9.5×10-6
トリウム232  Th-232  140億年  2.3×10-7  1.1×10-4
ウラン235  U-235  7.04億年  4.7×10-8  8.5×10-6
ウラン237  U-237  6.75日  7.6×10-10  1.9×10-9
ウラン238  U-238  44.7億年  4.5×10-8  8.0×10-6
ネプツニウム239  Np-239  2.36日  8.0×10-10  1.0×10-9
プルトニウム238  Pu-238  87.7年  2.3×10-7  1.1×10-4
プルトニウム239  Pu-239  2.41万年  2.5×10-7  1.2×10-4
アメリシウム241  Am-241  432年  2.0×10-7  9.6×10-5
キュリウム244  Cm-244  18.1年  1.2×10-7  5.7×10-5


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2011/04/17(日) 10:54 中鬼
大鬼くんならまだしも、中鬼にウソを見抜かれているようじゃあ大手メディアは本当に最悪ですね。

みんなも目にしたと思う、4月15日、16日に出たこの記事。


読売新聞 2011年4月15日 東京の放射線量はモスクワの半分…露調査
朝日新聞 2011年4月16日「東京の放射線量、モスクワの半分」ロシアが調査


相変わらず巧みな大ウソっぷりで国民に偽の安全を味わわせてくれてるじゃないのよ。これを見て、「ああ、良かった。じゃあやっと子供を外で遊ばせられる毎日がくるわ。」なんて思っちゃうお母さんたちがいたらどうすんのよ!と相当激怒している中鬼です。

この記事に出て来る大ウソキーワードは、

【放射線量】

でした。

というよりは、放射線量がモスクワの半分というのは、大ウソではなくて本当のなのかもしれない。大ウソなのは、放射線量がモスクワの半分だから「東京の放射線量は人体に悪影響はない」という事が非常に悪質な犯罪的大ウソなのであります。

測らなくてはいけないのは【放射性物質量】だからです。

ここで、放射線と放射性物質の違いをしっかり理解しておかないといけないんだけど、それはこちらでも。


【電球=放射性物質】と【電球から出る光=放射線】

体に付着する体外被ばくよりも、体内に侵入して体を蝕み続ける体内被ばくによるダメージを考えなければいけない事は、大鬼くんもずっと言って来た。その体内被ばくは【電球=放射性物質】が体に入って、何年、何十年、そして物質によっては何万年以上も【光=放射線】を出し続けることで癌や白血病を引き起こしたり、生殖機能などの遺伝子異常が起きるわけだ。

この【電球=放射性物質】がヨウ素、セシウム、プルトニウム、コバルトだったり。【電球から出る光=放射線】がα線、β線、γ線、そして中性子線。


んで、問題になってるロシアが言う「東京はモスクワの半分の放射線量」だってやつですけど、空気中の放射線量では体内被ばくへの影響は測れない。原発から近い場所なら原発から出る強力な放射線を測る必要があるけど、離れた場所では放射性物質の量を測らない限りは本当に安全か危険かどうかは分からない。

例えば、ものすごく話を単純化して説明してみる。東京が大量のプルトニウム【電球=放射性物質】で覆われていたとする(なんて無いと思いますが、誰も測ってくれてないので可能性がないとは言いきれない)。プルトニウムはα線【光=放射線】を強い力で解き放つんだけど、なんせ距離は1ミリとかしか飛ばせない。だから、東京の地面やビルや木々がプルトニウムに埋め尽くされていても、手元にある機械で放射線を測ってもα線の本当の数値は出て来ない。

最近よく一般の人がガイガーカウンターで汚染を調べているけど、あれは実は【電球から出る光=放射線】しか測定しないよね。だから、ガイガーカウンターで適当な空間の放射線量を測っても、その【光】の測定はできても、光のもとである【電球】がどれくらいあるのか全然分からない。地表すれすれで計測すれば積もった【電球】からの光をだいたい拾えるから、そうやって測れば放射性物質降下量をだいたいのところで推測することは可能だけど、公表されてる空間線量の値では何も分からない。

んで、なんでその【電球=放射性物質】を知る事が大事かというと、前述したように、その【電球】が体り、その物質によってα線、β線、γ線、中性子線を体内で放射し続けるわけで、そのダメージといったら計り知れない。プルトニウムが危険だと言われる一つの理由は、奴は1mmしか【光】を飛ばせないくせに、その光のパワー自体がもの凄く強くて、体に爆弾を抱え込むようなものだと言われている。確かに、1mmの距離なんて、体に入ってしまえば関係ない。

ちなみに【光=放射線】には自然界にもともと存在するものもある。そういった全ての放射線を測ってしまっていては、安全か安全でないかをきちんと理解する数値は出せない。

だから、この「東京の放射線量はモスクワの半分」、ってのは全く無意味なものを比べてるだけで、安全だっていう根拠にはなってない。これよりも、どれだけの量の放射性物質が降り積もっているのかを知らないといけない。


<日本政府の汚いところ>
放射性物質を測るのはかなり専門的な測定器が必要みたい。文科省は1日遅れくらいで各都道府県の毎日の放射性物質降下量を公表しているけれど(福島と宮城以外)、中鬼はこれに対して叫んでおきたいことが2つある。

1. 政府がヨウ素131とセシウム137しか計測を発表していないのは本当におかしい!放射性物質は沢山の種類がある。私達は全ての放射性物質の測定を知って、正確な汚染状況を知る権利がある。

2. もっと悪質なのは、3月11日から3月18日までの放射性物質の測定値を相変わらず未公表にしていること!!これは本当に許せない。この期間にレベル7の汚染になっていて、さらに「制御不能の所までいっていた」というのに、なぜその時の酷い放射性物質の汚染具合をひた隠しにするか?そしてその間にのうのうと「安全です」「問題ない」なんて言いやがって、そんなお粗末やろう達誰一人として信じられるかっつ~の。と一度も信じていないのに書いてるだけで血圧が上がってしまった中鬼ですが、この安全神話を信じていた人たちの怒りはもっとすごいものだと思います。でも、怒って全然良い状況ですよ。この一番ひどかったと政府すら認めたレベル7級の汚染ですが、この数値を出してもらわない限りは、今まで降り積もっている累積値を知る事ができない。大鬼くんが推定値をだしたりしてくれてますが、政府はきちんと情報公開するべきです。というか、政府がやることだろ~!!


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