文科省「放射能を正しく理解するために」
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文科省洗脳資料の嘘と卑怯な表記をまとめてみました。

『放射能を正しく曲解するために』の間違いでしょ?

放射線を出し終わった後に別の放射性物質に変わるものもあります。例えばヨウ素131は半減期で半分が消滅するのではなく半分が別の物質キセノン131に変わるし、3号機の核爆発で最も大量に放出されたヨウ素135はセシウム135に変わる。

まず宇宙放射線やレントゲンはただの放射線であり原発災害で問題になる放射性物質による体内被曝は生じない(参考記事1・参考記事2)。自然界にもともとあったカリウムやラドンだって細胞が壊されるけどそれは地球生命が受ける宿命だし自然そのものでしょ。原発災害での人工放射能被曝とは他者から強制的に受ける暴力と同じ。こういう全く違うものを同列に論じること自体が卑劣です。でも一番おかしいのは、ろくな対策もせずに25人に1人の子供がガン死することを認めるような基準まで作っておいて「過剰な対策」を云々していること。近い将来、子供達の命がガンや白血病で失われても「バランス」が大事ですか?。リスクがある以上、対策は徹底的にやるというのが真っ当な大人のバランス感覚だと思うんですが。生活に支障をきたしているのも偏見が生まれるのも、東電や政府がいいかげんなことをやっていることに原因があるのであって、責任を個人に転換するのはやめてください。(文科省殺人基準についての参考記事)

違います。被曝量は距離の二乗に反比例するし、放射線も長い距離を飛ぶガンマ線よりも短い距離しか飛ばないアルファ・ベータ線の方が強力です。数メートル先からのガンマ線の外部被曝と、臓器の一部に付着した物質が発するアルファ・ベータ線から受ける内部被曝とでは、内部被曝の被害の方が桁違いに大きくなります。排泄に関しても、体内に溜まる物質もあるのですべてが排出されるわけではないと正確に書くべきでしょう。それに排出したところで手遅れの被曝量に達していたらどうするんだ。

他の国際機関や科学者の意見は無視して都合のいいICRP声明だけを取り上げています。ICRPのこの対応は科学的に何の根拠もありません。基準を云々する上で体内被曝を無視している時点でICRPも文科省も同じ過ちを犯しています(ICRPの過ちについての参考記事)。外部被曝だけで25人中1人の子を将来ガン死させる20ミリシーベルトを認めるということは、体内被曝を入れれば実際にはその何倍もの子供達を殺す基準ということになります。

万が一ではなく、ごろごろあるでしょ。すでに校庭の一部で放射能のホットスポットがあるという学校現場で行われた調査結果があるでしょう。念のため、とか危険性を分かってない大人が寝ぼけたこと言ってたら子供は聞かないでしょ。子供の自己責任にするなんて本当に最低。土壌の入れ替えくらいは東北関東全域でやってくださいよ!命の問題なんだから徹底的に「万が一」をなくすまでリスクの低い場所に避難させるべきです。

だから支障ありますから。米国科学アカデミーの2005年の報告によれば、放射能に安全な量(しきい値)など存在しないことが科学的に明かになっています(しきい値がないことについての参考記事)。

CTBT放射性核種探知観測所(高崎市内)のデータによれば3月21日・30日や4月18日など断続的に濃度上昇が見られます。そしてこれからも「大量放出」がないとは言い切れませんね。取れた分は学校敷地内や屋内に落ちて堆積してるかもしれませんね。体外に排出されていない物質もありますね。そもそも放射性物質のデータ隠してますね。いまさら何を安全気運ただよわせてるんでしょうかこの人達は(政府統計で隠されているデータについての参考記事1・参考記事2)。

そんなものはない(医者も言っているという参考記事)。

嘘だ!!チェルノブイリでは医者の証言も映像証拠もあるのに原発推進機関であるIAEAがそれを無視して勝手な結論を出し、さらにカルテなど大量の証拠隠滅までやって事実を認めなかっただけです。チェルノブイリの犠牲者は100万人を越えると多くの科学者が言っています。チェルノブイリで安全と言われていた第三区分のエリアでも大人のガンや白血病が出ているってNHKでもやってましたよ。他にも心臓病や生殖能力の低下・死産などいろいろ影響が出ることが分かっています。何度も言いますが、100ミリSvなど「しきい値」があるとする論は科学的に否定されています。(チェルノブイリについての参考記事1・参考記事2)
11ページ目:「しかし、『発がん』が起こる確率は、低い量の被ばくであっても被ばくした放射線の量に応じて増加すると考えて、必要のない放射線をできるだけ浴びないようにするという考え方は、大切です。」
まともなことを言っている唯一の箇所だが、考え方ではなく科学的事実だということをさっさと認めるべきだ。

やたら断定調ってことは、ほとんどないじゃなくてほとんど認めない、じゃないの?小児甲状腺がんが多発するのには最低でも5年かかるし、大人のガンが出てくるのはさらにその10年後、さらにそれを疫学調査するのに何十年もかかるとか言っている御用学者もいる。つまり連中は自分が現役の内は因果関係が認められないとか何とか言って逃げまくり、事実に勝てなくなりそうな20年後にはどうせ引退してるから、現時点では何とでも言えるわけだ。でも旧ソ連やIAEAの科学者たちが、現場の医師や住民の声や証拠を無視して、政治経済的な理由でインチキな結論を導き出したということは教訓になる。そんなインチキ組織がつくった前提を根拠に、文科省は被害が起きないんだと強弁しているに過ぎない。(チェルノブイリについての参考記事1・参考記事2)
ここから怒濤の論理すり替え(つまり責任転嫁)がおこなわれます。






そして衝撃のクライマックス!

ああ~!!叫びたい。文科省に向かって叫びたい。なんなんだおまえ達は!
命と健康あってこその精神の安定なんだよ。その命と健康を脅かしているのが、おまえ達なんだよ。そして精神的不安やストレスを増幅させてるのも、おまえ達なんだよ。基本的に病んでるのも、おまえ達なんだよ。殺人基準や不徹底な対策や非科学的な議論で、子供達の命と健康を脅かしておきながら、それを心配する側のせいにして、親たちが心配しすぎるから子供がおかしくなるって!?ふざけんな
とろくさい脳の仕組みの話や下手なPTSDの話を使って論点をすりかえ、少しでも多くの命を守ろうと科学的真実を求めている人々をバカにして、俺たちの言うことを聞いていればいいんだよといった独善傲慢な文科省の官僚たちを、大量殺人の容疑で告訴したい。ここまで卑劣だと中鬼がPTSDになりそうです。
中鬼は4年間ほど、PTSDを持つ女性達の為の団体で仕事をしていた事があります。だから多少PTSDは知っているので、この資料のこの文脈でPTSDを引き合いに出すトンデモさがよく分かります。今回の大地震や津波の影響でPTSDだと診断される子供はいるでしょう。そして、文科省やその他の政府機関、東電、大手メディアのように嘘ばかりの情報によって、将来、自分やお友達、そして親御さん達の健康を損なわれた時のショックでPTSDになることもあると思う。でも、危険だと心配しているからと言ってPTSDと診断されるなんて聞いたことありません。正しい情報をきちんと説明されて、自分の身を守ってくれる行動をする大人に囲まれている子供達がPTSDになることはない。むしろこんな資料を配っている文科省のせいで人を信じられなくなって鬱病とか人格障害とかの診断を将来されてしまう確率の方を中鬼は心配します。
とにかく、こんなクソ資料の作成をした奴は公衆の前に出てこい。非科学的で命より利益を優先するための安全デマで教員や親を洗脳して、放射能の二次被害を拡大するために税金を使った官僚と政治家は全員辞めろ!!!教員の皆さんは絶対にこんな嘘を子供に教えないでください。お願いします。
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